ことしもソフト開発つかれたな いや、プログラミングはこれからだ2013
今年はソフト開発引き継いで疲れた一年だった。そのソフトは完成間近のように見えて、バグを抱えているものだった。そうなると、なぜ、まだできない?みたいなことになる。もうできているんでしょ?
いや、ソフトの品質は、簡単にははかれない。バグをたくさん含んでいることは、実際にバグを示すことでしか証明できず、バグ報告がない限り、バグがないものとみなされる。
そうすると、無理な計画での完成を求められる。改造も、バグ修正をしながらになり、開発は計画に間に合わせるのが苦しくなる。
期間と品質はトレードオフだが、単に最高の品質を求められた。最高の品質というのもあいまいだ。バグがないことを求められた。それはうちの会社の基本だ。だが、もちろん、期間が足りなければ、品質は高まらない。期間が足りないということを示すのは難しい。
テスト戦略でも、このぐらいの期間で、こういう状況だから、このぐらいの品質を目指そう、ということを合意するだろうけど、このぐらいの状況、ってのがくせもんで、簡単には見えるようにはならないし、合意するにはすごくコストがかかる。
もちろん僕自身も品質がわるいことはスタート時点で感じていたが、それは証拠が必要だった。とりあえず、スケジュールをのんで、スタートしはじめたわけだが、潜在バグが顕在化しはじめ、スケジュールは顧客との約束なので、守らなければならない、という状況になってしまった。
長くなったが、とにかくやれ、っていう言葉には飽き飽きした一年だった。これからは注意深く、注意深く進める。無理はしないことを心に誓ったのだ。